珍品は受け入れられるか?

奈義町の岸本さんは順調に白ネギを出荷。広戸風の強風にみんななぎ倒されていた白ネギが思いの外復活してくれたのでB品にすることもなく出荷中。

そんな岸本さんの倉庫を見れば見慣れぬカボチャが・・・。

バターナッツ?

『これはこのあたりでむかしから作られている品種の鶴首カボチャ』と岸本さん。『買ってくれる?』とのこと。

行政とかのミスリードで『これから求められる生産者は高付加価値型で東京でも売れる珍しい品種に挑戦する生産者』と吹き込まれて何かと変わった品種を作りがち。

『チコリ』『エンダイブ』『ロマネスコ』『セベレス』『リーキ』などなど。でも普通の消費者はレシピも思いつかないような珍種に手を出さないよ。東京に売るにしたって今度は全国の生産者がライバルになるわけだから競争率高いし・・。

ましてや岡山県内の普通の量販店で売るには普通の野菜が売りやすい。

ただ岸本さんが珍種『鶴首カボチャ』を作っているのは『農薬やらんでも勝手に育つから。ただそれだけ』もうそう言われたらグゥの音も出ませんわ。

なるほど農薬代も散布する手間もなければあまり需要がなさそうでも作りたくなる気持ちはわかる。

量もコンテナ6つ分しかないしなんとか売ってみようか。味はバターネッツ系で甘くて美味しいらしいし。売れたら来年は量を作って貰う予定。

 

珍種であればあるほどまず販路が重要なはず。あまりそこを考えずにとりあえず作ってみて『変わったもん作ったんじゃけど、どっか買ってくれるところはないかな』と相談されるケースがかなり多い。『良いもの(変わったもの)だから売れる』ではなく『売れるものだから作る』の視点が大切だと思う。