いよいよ清水白桃の出荷開始~
7月14日の夜の便で『清水白桃』が倉庫に到着。
普段ならば7月25日くらいから始まって8月10日頃終了の『清水白桃』。
異常気象かとも思うけど去年も1週間位早くて7月16とか17とかに出たんだよね。
気象云々ではなく、桃の収穫時期は全体的に早まったのかも。
梅雨前線はあいも変わらず岡山の下の方にあるので天気は不安定なままなのだけど、なんだかんだで晴れの日も多くなっているので桃の味も上昇傾向。
『清水白桃』の姿はこんな感じ。これぞまさに白桃。艶やかなクリーム色の姿はこれこそ岡山の桃って感じ。
以前業販で関東のゴルフ場のレストランに納品した時の話。
納品して1週間以上してシェフからお電話が。
『送ってきた桃がいつまでたっても熟さないんだけどどうなってんの?』
聞けば
『赤くなんないじゃん、熟さないから』とのこと。
岡山の桃は赤くならないのです。
と言うか赤くならないように紙の袋をかけて陽の光があたらないようにして、丹念に丹念に、赤くならないように赤くならないように育ててるんです。
シェフも説明すると『あ、そうなんだ』とご納得いただけましたが、特に関東の方は『岡山の桃は白い』ことをご存じない方が多いみたいです。
で、じゃあ紙の袋をかけると何かしら味に影響があるかと言えば・・、それ自体は差が無いようです。
ここは他県の桃と差別化するために『袋掛けをすることで糖度が3度ほど上がります!袋掛けをするから岡山の桃は断然美味です!』と言いたいところだけどもともとは虫をつけないようにするための防除袋、味に差は無いようです。
ただこれは袋云々ではなく、作り方や土地の質の違いでしょうか、岡山の桃と他県の桃は果肉の質は差があるように思います。
そんなこんなで始まりました今年の『清水白桃』。
8月になったら中元シーズン真っ最中であるにもかかわらず絶対に終了している今年の『清水白桃』。
色々なドラマの予感を感じさせつつのスタートです。