珍種ハネージュ、今季最初にして最終の収穫

個性的な桃数あれど、もっとも心に残るウルトラ珍種と言えばこの『ハネージュ』

『もっとも醜く、もっとも美味なる桃』は伊達じゃなくってこの見た目よ。

遠目に見ればそうでもなくても・・・・

アップで見ればこのとおりのバーナーで炙ったかのようなこの姿。これが普通の『ハネージュ』だ。

世の中『幻の・・』を売りにした商材はたくさんあるが、この『ハネージュ』はまさに『幻の桃』

何しろこんな見た目の桃が市場流通するわけがない、ボロすぎて。

そもそも見た目がボロすぎて市場流通するわけがないから幻なわけだけど、今年の『ハネージュ』はさらに奇病で木が枯れはじめて一時は収穫ゼロではないかと心配したほど。

生産者の中島さん曰く木の調子もまぁ落ち着きはしたらしく、切り倒すことなく来年も挑戦するそう。

いやホント『ハネージュ』ファンは多いんだから切らないでよ。

ファンが多いのにはもちろん理由があって、とにかく味の密度が濃い。そして糖度がめちゃ高い。

『糖度は七難隠す』とは言うが、桃で糖度22度とかあったらそりゃ誰が食べても驚くほど甘いよ。

さらに微妙な酸味と渋味も強烈な甘さの影にしっかりあるから味の密度が濃く感じる

味の評価で言えば控えめに言って『最高』。

『もっとも醜く、もっとも美味なる桃』は誰が食べても感じるはず。