生産者タペストリー勝手に製作

いつもお世話になっているイオンの皆さま。で、このたびイオン倉敷様が店内全面リニューアル。

そして青果部門のリニューアルの目玉が地場野菜らしい。もちろんそれってうちのことじゃん。

そうなってくると俄然乗り気になる我が社。地場野菜の売り場が華やぐPOPとかの何かしらを提案しようと思ったけどどうもそれだけじゃ面白くない。なんかイオン様を『あっ!』と言わせる目立つ何か、『ここまでやってくれるとは思わんかったわ』と思わせる何かを提案したい。

野菜売り場をプロデュースとなるとどうしたって売り場自体に目が行くと思う。野菜の陳列は横長に棚があるから視線は横移動だ。

でももっと遠くから野菜売り場を見れば、そんな目先の視点よりも思っと大きな視点が大切だと思う。

天井から売り場へ、豪快に縦の視線で観るような何かアピールするものが。

幸い今回は一辺1メートルの柱を囲んで3面が地場野菜の売り場になる。つまり柱をキャンバスに地場野菜をアピールできる。そこで最初は柱に何らかの地場野菜をイメージするパネルかポスターを貼ろうと思ったがやめた。なんか迫力が足りない。遠目に見て『おっ!地場野菜がなんか華やかそうだぞ』とお客さまに思わせるにはパネルやポスターでは足りないと思ったからだ。

いろいろ考えた結果、天井から生産者の顔をモザイク状に散りばめたタペストリーを吊るすことに決定。幅は1メートル、長さは1.8メートルほどの大型のタペストリーを製作する。(実際に出来たのは幅90センチの長さ2メートル)

とりあえずデザインのイメージ。こんなもんは雑だっていいんだよ、なんとなくイメージがつかめたら。

うちは生産者の所に毎日行っているし、WEB販売用の自前の写真も豊富。大きい写真や小さい写真をランダムに、遠目にはキラキラッと見えるようにデザイン。

過去の写真のアーカイブから使えそうな写真をチョイス。あとはうちの会社のデザイン担当 福森さんにおまかせ。

デザイン完成後、タペストリーに加工するのはいつもお世話になっている広和印刷さん、デザインを提出後1週間で持ってきてくれた。

思った以上に迫力があって満足だ!広和印刷の星島さんが最後の手直し。

事務所の二階からタペストリーから垂らすとこんな感じ。持っているのはデザイン担当の福森さん。自分のデザインが圧倒的な成果になって『とったど~~』状態。

イオン倉敷は27日がリニューアルなので明日納品。

地域商社としては野菜の鮮度や商品化の質ももちろん大切だけど、販売してくれるところが『ここまでやってくるとは思わんかった』と思わせることが重要だと思う。

頼まれてないことを勝手にやって勝手に(相手にとっての)成果を出す。これも地域商社のノウハウなのです。