去年は５月２９日が初出荷だったので今年は１週間ほど遅いかでどちらかと言えば去年が早すぎ、温室栽培でもないのに５月出荷はちょっと異常。

さて見てのとおりの小ぶりでちっちゃい『はつおとめ』重さを測れば１３０グラムくらいなのでいわゆる一般的な岡山の桃の半分ほどの大きさ。

なんで極早生品種が小玉なのかと言えば受粉してからの期間が短すぎるから。４月あたまに桃の花が咲いてまだたった２か月しか経ってないのだからいくらグングン桃の実が大きくなっても大きさには限界がある。

さて『はつおとめ』。何よりの贅沢はこの香り。６月４日のまだ朝晩はちょっと肌寒い時期に桃の香りを吸い込めばかなりトリップするこの不思議感覚がとにかく贅沢。

そして糖度を測れば堂々の１５～１６度で驚くほど甘い。と言うか数値以上に甘さを感じるのはこのはっきりしたグラニュー糖的な甘さの質か。ストレートに甘い。

果肉の質はトロトロだけどちょっと筋張ってるのが極早生だね。

これから約半年、岡山の桃シーズンは今日からスタートなのです。