ただいま収穫最盛期の『マスカットオブアレキサンドリア』

岡山県民はとにかく『マスカット』へのこだわりと言うか執着と言うかプライドが強くて倉敷にある野球場も『マスカットスタジアム』

当然葡萄の『マスカット』にもこだわり激大で『マスカットデュークアモーレ』も『マスカットビオレ』も『マスカットジパング』も『ネオマスカット』も、そして『シャインマスカット』も岡山県民には強いラブがあるのです。

もちろん『マスカット』の大元で紀元前からある古代種『マスカットオブアレキサンドリア』は岡山県民は大好き。

なのだけど皮が剥きずらく種がどうしてもある(一時期あった『種無しマスカット』はどうした)ので収穫量は年々減るばかり。

ところが『岡山果物カタログ』の赤磐市の行本さんと釣井さんの作った『マスカットオブアレキサンドリア』は年々ファンが増え続けて注文数もうなぎのぼり、大体シーズン途中で売り切れになる人気品種です。

特徴はなんと言ってもこのユラユラとゆるい房。房自体もそんなに大きくないし粒もゆるく小さいので正直ショボい。ユラユラゆすると風鈴のように揺れる。

 

でもこれがいい。

 

 

 

『マスカットオブアレキサンドリア』はそもそも小粒だけどじっくり木で熟させて熟れに熟れて緑の粒に黄色みがさしてきたときにキュッと粒が縮む。そこまで木で熟させた行本さんと釣井さんの『マスカットオブアレキサンドリア』。

『昔食べた懐かしいアレキの味でした』との声が毎年何件も届く行本さんと釣井さんの『マスカットオブアレキサンドリア』なのです。