『松茸ご飯と松茸の吸い物』を作ってみた

今年の岡山は松茸が豊作。

お世話になっている『高梁ゆめ市場』から新見市産と高梁市産が1回3キロほど入荷で量販店の店頭売価で1本5000円ほど。これは魅力的。この売価なら『イオン』さんでも『ハローズ』さんでもけっこう売れる。

こんな年にはせっかくだから自分でも食べてみるべし。傘開き過ぎて売りにくい大き目1本(重量約130グラム)を購入。

せっかくの岡山県産松茸なのだからここは定番の『松茸ご飯』と『松茸の吸い物』だろう。

昆布と鰹節で一番出汁と二番出汁を取って料理開始!!!

ネットで調べれば『松茸全体の汚れを水を含ませたティッシュペーパーで丁寧にふき取る』とか書いてるけどこんな傘が反り返った松茸の汚れがその程度でふきとれるとは到底思えないので水道水でザブザブ洗う

香りが飛ぶことよりもザラザラ砂っぽい松茸ご飯になるほうが問題だ。

さてどう切るか。
松茸ご飯にしろ吸い物にしろ傘のてっぺんから石突まで縦に薄くスライスしているイメージだがこんな大きな松茸を縦にスライスしても鍋にも炊飯器にも入らない。

ここは傘の部分を切り離して基本的に傘の部分を吸い物に、胴体(?)の部分を松茸ご飯にすることに決定。

出汁さえ取っておけば調理自体は超簡単。


まずは松茸に塩と醬油と味醂で下味をつけて30分ほど置いておく。

傘の部分は包丁で薄くスライスして胴体部分はなんとなく香りが良さそうなので手で縦に割いてみる。どれほど香りに違いが出るのか不明だが(おそらくわからない)気分の問題だ。

それにしても凄い量。炊飯器に入るのか?

ここで吸物用の松茸も下味をつけてしまったことに気付く。
吸い物には味醂は入らないみたいだがちょっとくらいは問題ないだろう。
あとは味付けを少し調整すれば何とかなるのではないか。

そんなわけで『松茸ご飯』の 調理スタート。

研いだご飯の水を切って出汁を分量通りに入れる。


松茸を入れて測るか入れないで測るか悩むところだけどなんとなく目盛りが正確に読めそうなので松茸を入れずにまず出汁を規定値まで入れる。水は入れずに出汁オンリー、こっちの方が味が濃くって美味しそうだから。

塩と味醂と醤油で味を加えてよく混ぜる。
そして \本日の主役/ の 松茸投入

やっぱスゲー量。あとは普通に炊くだけ。

続いて『松茸の吸い物』

一番出汁を沸騰させて松茸の傘の部分を投入。味付けは塩と醤油だが下味部分があるので分量少な目。
なんとなく生の松茸だとまずい気がするのでそれなりにしっかり沸騰。
香りが飛ぶ気もするけど腕のなさ、工程のまずさは松茸の多さでカバーだ。

はい!吸い物なのにしっかり濁ってしまいました。

傘の部分がグラグラ煮られたのでバラバラになって『松茸の吸い物』ではなく『松茸の濁ったスープ』になってしまったが味さえよければそれでいいのだ。

そんなわけで \\\ 完成 ///

今年は格安で国産松茸のご飯と吸い物がたらふく食べれるこの贅沢よ。

お味の方はもう最高!出汁の味もしっかり美味しいし何よりこの香り。
部屋いっぱい松茸の香りが充満しているような““ 至福の香り ””

濁ったスープもしばらくすると傘が沈殿して素敵でクリアな吸い物に見えなくもない。

素敵な秋の味覚を堪能した一日でした。